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2007年03月14日

Vol.13 おにぎりキャッチ

みなさんはご存知でしょうか?

心のあるはずのない2つの機械に、神の気まぐれか、魂が宿ったことを。

一つはスペースコロニー524号のメインコンピュータ「ライオネックス」に。
もう一つは主人公カーク・マックレーが生み出したマスコットロボット「キャリー」に。

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今回取り上げるゲームは【デッドゾーン】です。

事件は主人公カークが婚約者のマリーに会うため、スペースコロニー524号を訪れたことから始まります。

すでにコロニーはライオネックスの手に落ちており、何も知らないカークは到着するや否や捕らえられ、地下廃棄場に捨てられてしまいます。
ようやく意識を取り戻したカークが「なぜオレはここにいるんだ」という悲痛な叫びをあげたところからゲームはスタートします。。。

ゲームは、地上8階(?)のライオネックスと対決し、マリーを取り戻すことが最終目的で、そこまでの道のりをキャリーと力を合わせて乗り越えていくというアドベンチャーゲームです。

オーソドックスなコマンド選択式のアドベンチャーゲームなんですが、掛け合いマンザイのようなやりとりが楽しく、

カークが受話器を取れば、なぜかキャリーが「ハーイ コチラハ サンソフトデス」と答えたり、

ところかまわず「開く」を選べば「ガニマタニ ナリマス」と切り返してきますし、

ゲーム中に手に入れることのできるソフト「アトランティスの謎」を投げようとすれば「バチガアタリマス」と怒られます。

しまいにゃ「おにぎりキャッチ」なる不思議なアクションフロアもある始末。
「サヨナラ」は一見の価値あり

まあ、このようなよくできたテキストサイトのようなゲームです。
これって誉めてるのか微妙ですが、褒めているつもりです。

そんなコメディタッチで本編が描かれているにもかかわらず、印象深いエンディングは、ゲーム雑誌かなにかで「映画を見ているような」というベタホメ記事がありました。
正直なところ、大袈裟かな、とは思っても否定はできないですね。当時も今も。

さて、この「デッドゾーン」ってゲームは、音楽も、ストーリーも、グラフィックもぜ~んぶオススメなんですけど、一番のオススメ部分って、ちょっと適当な言葉が見つからないのですが、「話の流れが非常に上手い」ということです。

スピーディなストーリー展開とちょっとだけ難しい謎解き。
キャリーとの楽しい会話を交わしつつ、ライオネックスとは激しいやり取りもある。
最初から最後までだらけるところなく、一気に読み進めてしまう本筋自身の魅力。

私にとっての理想ですね。  


Posted by K'z at 22:51Comments(1)ミニコラム