2007年01月17日

SIMULATION GAMEⅡ

SIMULATION GAMEⅡ【SIMULATION GAMEⅡ】

ちょっと1回では語りきれない本です。
それだけ中身が濃い本なんです。これ。

「Super大戦略」,「MULE」,「バランス オブ パワー」 etc...
どれも非常に魅力的なゲームです。

今回は「バランス オブ パワー」をご紹介しましょう。

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まあ、このゲームはやったことないことを最初に告白しておきます。
この本に載っている記事のことしか知りません。


だからなのか、非常に興味があり、また、色々と想いを寄せる(?)ゲームであります。

このゲームでは、アメリカあるいはソ連の国家元首になります。
ソ連というあたり、年代モノですね。

国家元首となり、各国政府に軍事援助をしたり、逆に反政府勢力へ援助をしたり、経済援助したり、非安定化工作をしたり、条約の締結をしたり、外交的圧力をかけたりします。
そして、大統領8年の任期を終えた時、どれだけの威信が稼げるかを競うのです。

本誌には紙上リプレイが掲載されています。
とてつもなく不穏当な活動が記録されており、それを読むだけでもワクワク(?)してきます。
最初の3年間に起こった出来事をピックアップしてみますね。

【1986年】
フィリピンが市民戦にまで突入していた。ソ連の活動を確認すると非安定工作を行っていた。
ソ連に抗議をしたところ「ソビエト連邦は現在の政策を改める理由を認めない」との反応。
これに対し、さらに強硬な態度に出た結果、「ソビエト政府は帝国主義者の要請を尊重する」と引き下がったそうだ。一触即発である。

【1987年】
インドネシアにて革命!
さらにソ連がトルコとタイにそれぞれ10万人を派兵しており侵略を仕掛けてきていたのである。
アメリカ政府は危険な状況だったトルコに対し20億ドルの軍事援助と10万人の緊急派兵を行った。
また、万全の体制を敷くためにイギリスやイタリアといった親米政権に対しても派兵を行った。

【1988年】
イランが親米政権となり(!?)、イランタイムス(各国誌が用意されており、国内の状況を見ることが出来るようになっています)によると、「イランのイスラム教最高宗教指導者はアメリカとの年末教書の中でより緊密な関係を目指すと発表した」となっていたらしい。
あの、あくまでフィクションですので……。
前年、政府を全面的に支援したトルコだったが、クーデターが発生してバリバリのソ連よりの政権が誕生したとのコト。
一方、混乱の続くアフリカ大陸の中でも特に安定度が低下している南アフリカにも、重点的な援助を行ったが、それが果たしてどのような結果になったのか……。

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いかがでしょうか?

こういうのにワクワクするのもどうかと思いますが、空想歴史はやはり面白いと思いませんか?
まだまだ面白い記事が載っています。
いずれまた、他の記事を紹介することにしましょう。


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Posted by K'z at 23:37│Comments(0)出版物
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