2007年01月25日

劉備

私の周りであまりにも人気がない(嫌われているより空気っぽい)ので、せめて最初に取り上げてあげようと思った人。

そうそう、【三國志~テキトウ武将伝】とは…?
1.三國志演義とゲームで知った人物像だけでコメントをつけていくという無謀な企画(?)
目標は20人くらいかなあ。それくらいはコメントできるんじゃないかな、と思って始めたもの。
『簡易日記風ホームページ』であるはずのブログとは、根本的に違う気がします。
2.絵を準備しないでいいので、更新ペースが落ちている昨今、丁度いいかなあと考えたもの。
その辺、「ミニコラム」シリーズと発想が同じ。そもそもゲームとも関係ない気がする…。
3.まあ、私の三國志の知識は小説ではなく、ゲームに拠るものが大きいので良し。
ゲームにおける仮想史を正しいと勘違いして、三國志演義にすら準拠していない可能性も。

では、劉備の話題に戻ります。
敬称つけると変なのでみんな呼び捨て。

後世に残る言葉がいっぱいある人でもあります。
すぐに思いついたものでも、こんなのがありました。
・水魚の交わり
・三顧の礼
・髀肉之嘆
これら全部劉備の人柄に基づくもので悪いイメージはありません。髀肉之嘆は微妙ですが。
偏った私の知識では儒教の人っぽく見えます。孝とか礼とか大切にしてそう。

あと、大器晩成の典型的な人で、本当に領主と言える立場になったのは50過ぎなのではないですかね?現代日本みたいに60過ぎて首相になる事が多い時代ではないんですから。
とはいえ、黄巾の乱の頃から登場していたわけだから、すごいっちゃあ、すごい人です。
呂布,袁紹,孫策,周瑜,龐統たちは一瞬の輝きの後、退場してますからね。

情の人というイメージも強いですねえ。
関羽の復讐を果たすため不利な戦いに挑んだり、孔明に後を託そうとしたり。
情というより「理でなかった」という方が似合うかもしれません。
知略とか策謀とか劉備自らやったものって何かあったかなあ…。

【人物評】
なんか可哀想だったりして放っておけないおっちゃんだった、そして、漢室の復興(という大義)を本気で夢見ていたので、その心意気に周りが応えたくなるだけの魅力を持った人(91文字?)


Posted by K'z at 01:52│Comments(3)
この記事へのコメント
どもども。

かなり演技は修飾されているんだと思うんですが、劉備ってさあ、たぶんかなりこすっからい人物だったんじゃないかと思うなぁ(^_^;)。
おそらく儒教的感覚からはもっとも縁遠い人物だった・・・ような気がする。
曹操の方が良いとこの坊ちゃんの分、もっと儒教的だったかも。

司馬遼太郎の「項羽と劉邦」にでてくる劉邦(一応劉備の先祖ということになっている)は、最初やくざの親分みたいな感じだったんだけど、それでも天下をとりました。ちょうどあんな感じだったのかなぁと思います。結構ルール違反するけど憎めないなぁみたいな。

通りすがりの雑感でした(^_^;)
Posted by Gパパ at 2007年01月25日 09:36
モノの本にも「面の皮の厚い人物の代表」として劉備の名前がありました。
代表例で出されるくらいですし、かな~りずうずうしい人だったんだと思います。
本文で触れた「三顧の礼」も断られても断られてもやってきたわけですから、ずうずうしいよなあ、とも思わんでもないです。

ただ、その後の孔明の献身的な働きを見る限り、孔明にとって結果的には良い出会いだったんでしょうが。
結果オーライなあたり孔明も実はいい加減?

-----/-----
いろんな意見があると面白いです。
ちょくちょく書き込んでってくださいな。ありがとうございます。
Posted by K'z at 2007年01月25日 12:19
またまた書き込みです。

「三顧の礼」の話ですが、実は劉備は孔明なんか全然知らなくて、孔明の方がこのままじゃ曹操がやってきてまずいから、この辺りで一番強そうな人物を助けてあげようみたいな感じで劉備の元に馳せ参じた・・・というハナシもあるようです(笑)。

ひょっとしたら孔明は劉備じゃなくても良かったけど、結果的に仕えてみたら居心地が良かったからそのままになった・・・のかもしれませんねー。

演義は劉備が主人公なんでどうしてもドラマティックにしたいんでしょうし、桃園の誓いもたぶんウソだろうなぁ。
実は演義の張飛の性格は、劉備そのものなのかもしれないなぁと、思ってます。(^^;)

まあどちらにしろ、蜀陣営は全体的に行き当たりばったりな人たちが多いような気が・・・(^^;)。
その点は学者さんが多い魏と違いますね。
Posted by Gパパ at 2007年01月25日 12:57
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