2007年04月25日
ゲームミュージック 20曲目
【交響組曲ファイナルファンタジー】
初代ファイナルファンタジーとファイナルファンタジーIIのオーケストラアレンジバージョンです。
「アレンジ」と言いましたが、コンピュータ音楽をオーケストラ音楽に平行移動したようなくらいのアレンジであり、原曲と雰囲気はほとんど同じです。
演奏は1989年5月20日に東京五反田の簡易保険ホールで行われたもので、実際の演奏曲を収録したらしく、観客の拍手も録音されています。
シューティングゲームに代表される迫力のある音楽とは一味違い派手さはありませんが、逆にその静かながらも聞き入りやすい音楽は、オーケストラアレンジが似合うのかもしれません。
そういえば、ドラゴンクエストもオーケストラ演奏されたことがありましたね。
とエラそうなことを言っていますが、購入当時はあまり魅力を感じていませんでした。
同時期に購入したファイナルファンタジー全曲集のアレンジバージョンに惹かれていたものです。
それが今では同じくらい好きなくらいに変わってきています。
聴けば聴くほど良く感じたのでしょうかね?
あまり好みが変わらない私にとっては、ちょっと珍しいことです。
【収録曲タイトル】
1.SCENE I
2.SCENE II
3.SCENE III
4.SCENE IV
5.SCENE V
6.SCENE VI
7.SCENE VII
何の曲かさっぱりわかりませんね、これじゃ。
ブックレットで植松さんがどの曲か解説されているので、それを引用しておきます。
なんで「ACT」なのかは知りません。私の解釈が違うのかも。
ACT1:FFIIのメインテーマ。
混声合唱も加わりドラマチックな盛り上がりを見せます。
ACT2:FFIIの戦闘シーンより。
「リズムマシンとフルオーケストラの珍しい共演」とのこと。
ACT3:FFIオープニング~街~マトーヤの洞窟より。
一番最初にできたもので、植松さんにとってFFシリーズのイメージ・メロディだそうです。
ACT4:FFIIのフィナーレより。
なぜかコメントがありません。
ACT5:FFI・IIプレリュード~FFIメインテーマ~カオスの神殿
服部隆之さんが今回のために書き下ろした曲。
序曲からプレリュードへのつながり方が大変美しく、植松さんの好きな曲だそうです。
ACT6:FFIグルグ火山~FFIIダンジョン~帝国軍のテーマより。
この曲もコメントがありません。
ACT7:FFI反乱軍のテーマより。
オリジナルよりぐっとテンポを落とし、ヴァイオリンがメロディを歌い上げます。
フィナーレを飾るにふさわしい感動的なアレンジとなったそうです。
思い起こしてみると初代FFが登場して20年。
早いですねぇ。