2008年03月18日
メックウォリアーRPGリプレイ集2
【メックウォリアーRPGリプレイ集2 エニウェアの嵐】
前回に引き続いて「バトルテック」のリプレイ・シリーズです。
正確には「バトルテック」から派生した「メックウォリアーRPG」のリプレイです。
(メックウォ”ー”リアーではないんですね。ちなみに高校生の頃はwarriorをワリリオーとか読んでました。誤読をふざけて続けていたのか、綴りを覚えるため無理やり読んでいたのか、今となっては分かりません。)
RPGドラゴンという雑誌に掲載されていたのですが、当時、某カードゲームに財力を吸い取られていたため、RPGマガジン以外のTRPG系雑誌を購入しておらず、文庫本収録になってからはじめて触れた作品です。
ブースター2パック分のお金があれば、RPGマガジンも購入できていたはず。もったいない話です。
さて、本作品ですが、バトルテック・リプレイに較べると判りやすく楽しめます。
前作は、5大国のせめぎあいを題材にした政治チックなストーリーが流れておりましたが、今作は背景に政治的な思惑は見え隠れするものの、眼前の敵や問題を解決することを軸としています。
キャラクターたちも魅力的な面々ですが、特に好きなのがサモンジ隊長です。
どうも私は昼行灯タイプも好きなようで、サモンジ隊長のよく言えば落ち着いた、普通に言えば飄々とした、悪く言えばボーっとした雰囲気が好きですね。
隊長格がこういうタイプだから好きな作品としては、ゲームならデビルサマナー・ソウルハッカーズ(スプーキー)、コミックならパトレイバー(後藤隊長)があります。
役割分担ができているのもキャラクターがうまく立っている気がします。
まずは医師で整備士のソンドラさん。おっとりした印章(と絵柄)ですが、彼女は副長でもあり、実は生存率が最も高いというメック戦士としても大変優秀です。
偵察兵上がりのイワンはこの世界に欠かせない潜入工作のプロフェッショナルであります。
普通自動車の直結スタートから星間連盟時代の電子錠解除にいたるまで、ありとあらゆる障害を取り除いてくれます。あと私だけでしょうけど酒飲みの巨大ロボット操縦者という共通点から、機動戦士ガンダム0080『ポケットの中の戦争』に登場するミーシャを連想してしまいます。
そしてメックはもちろん、普通車両や気圏戦闘機までも乗りこなすパイロットマニアのレベッカです。
彼女はメック戦士としても最も優れた射撃スキルを持っており、彼女ににらまれると逃げられない(はず)です。
そんな彼らがなぜ、同じチームになったのかについては、今ちょうど読んでいる小説版で語られているので、読み終えたあたりで軽く紹介したいと思います。
Posted by K'z at 08:41│Comments(0)
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